一人でも、自ら死を選ぶことがありませんように。
生き詰っているのは、大脳なのだから。
「早く楽になりたい」と思っているのは、大脳なのだから。
「生きていても仕方がない」と思っているのは、大脳なのだから。
大脳は、訳が分からなくなるもの。
大脳は、思いがけないことに弱いもの
大脳は、すぐに一杯一杯になるもの。
大脳は、責任感。
大脳は、これから先のことを想うもの。
大脳は、「頑張れ、そんなことでどうする」と言うもの。
大脳は、ストレスを抱えるもの。
大脳は、重たくなるもの。
大脳は、壊れやすいもの。
大脳は、依存しやすいもの。
大脳は、善悪判断・優劣判断・好きか嫌いか・損得勘定・上下・敵味方・役に立つか立たないか・勝ち負け。
大脳は、二極判断。
大脳は、判断しないと落ち着かない。
大脳は、いつも自分の身を守る心配。
評価を気にする。
他と比較。
何かを気にしている。
褒められたい。
大脳は、自分の将来設計がうまく行かないと、パニック。
焦る。
イライラ。
怒り。
自分以外に当たり散らす。
大脳は、感情的。
大脳は、調子が良かったり、悪かったり。
一貫していない。
大脳は、完璧ではない。
大脳では、本当の力が出ない。
大脳では、結局、死にたくなる。
金銭欲も、大脳。
権力欲も、大脳。
束縛しているのは、大脳。
見栄も自慢も、大脳。
私達は、大脳を無くすことが出来ない。
それが、苦しみの原因。
でも、大脳の正体を知れば、訳が分からないことは無い。
大脳の正体を知れば、慣れる。
大人になるとは、そういうこと。
成長するとは、大脳に操られなくなること。
そうやって、失敗を重ねながら、慣れ、受け止められるようになるもの。
失敗は、ダメな訳ではない。
失敗は、大きく成長するために必須。
生き詰ることも、一皮剥けるために必須。
我々は、大脳だけで生きている訳ではない。
大脳以外の脳もある。
大脳が、一杯一杯になっても、海馬が整理整頓し、要らない情報を削除。
大脳以外の脳の方が「深い」「広い」「変わらない」「本音」「生きたい」「自由」「のびのび」「思う存分」「明るい」「繋げる智慧」「スッキリ」「清らか」「垢つかない」「壊れない」「大丈夫」「病むことが無い」「永遠」「不変」「同じ」「無償の愛」「深い繋がり」「分かり合えている」「一体感」「時間の概念が無い」「微かだけど大脳を受け止めている」「ダメ出しが無い」。
宗教が、取り扱っているのは、そのような精神界。
大脳の知らない世界。
内面の深い心。
神仏や浄土は、その象徴。
大脳が知らない「他」。
大脳の知らない「他なる心に働きがある」「力がある」。
その「大脳の知らない、誰もが、本来、具えている他なる働きに、力がある」ことが、「本願力」
本々、誰もが、等しく、持っている、本来の「深い心」「広い心」「大丈夫な心」「ダメ出しの無い心」「涸れない心」「誰もが幸せでありますようにの願い」「無償の愛」「思いやり」「やさしさ」「尊重する心」「清らかな心」「垢つかない心」「時間の概念が無い一つ」「誰とでもつながっている一つ」「言葉で表現できない無意識」「国や民族の違いの無い一つ」「優劣判断のない一つ」「永遠」「同じ」「言葉で表現できない世界」「宇宙の全てに当て嵌まる働き」「調和の願い」「一つなる願い」「分け隔ての無い願い」、それが宗教心。
それに気付いたのが、モーゼ、イエス、ムハンマド、釈尊、親鸞、道元、日蓮。
気付いた内容は、誰もが同じ。
隔たりの無い一つ。
ワンネスの心。
それを後の人が、言葉で解釈して、宗派宗教として独立させた。
その時、隔たりが出来た。
本来の宗教から、離れた。
本来、誰もが、等しく持っていた大脳以外の精神界のことから離れた。
派閥が出来、自分の所属する以外の宗教を排除し始めた。
全ての原因は、誰もが等しく具えている宗教心の気付きの無い「後の人」。
言葉に執われた「後の人」。
大脳解釈では、一貫した力が出ない。
大脳理解では、生き詰る。
大脳で考えられた救いでは、救われない。
大脳が考えた枠を破り、一つである気付きが無ければ、救われない。
有ったり無かったり、調子が良かったり悪かったりでは、救われない。
一貫した心を具えている気付きが無ければ、救われない。
そういう心を、誰もが、等しく具えている。
例外なく。
頑張らなくても。
本当は、生きたい心を具えている。
大脳判断だけが、全てではない。
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